1952年西ドイツで初めてポルシェの存在を知った在る日本人がミツワに輸入する様に依頼に来た事から
ポルシェとの出会いが始まります。
当時営業部長だった今は亡きO部長が私に言いました。
「こんな高い車が日本で売れるか!」
と、戦後の傷跡がまだ残っていた日本のマーケットに対する不安と
ポルシェの名前すらまったく知らない状況の中で高額なスポーツカーを販売するというのは
大変な決断だったと伺いました。
しかし、4台の356のオーダーを出したことがポルシェとの長いお付き合いの始まりでした。
ところが直ぐに日本政府が”贅沢禁止法”を発令したことで
正規輸入が出来なくなり1958年まで新車は輸入されませんでした。
ここに当時の三和自動車のコマーシャルを紹介いたします。
当時の所在地:東京都目黒区中根町226
※1963年のカーグラフィックに出した物です。
当時の価格
1600 Coupe | ¥2,350,000 |
1600S Coupe | ¥2,500,000 |
1600 Cabriolet | ¥2,550,000 |
1600S Cabriolet | ¥2,700,000 |
1600 S90 Coupe | ¥2,750,000 |
1600 S90 Cabriolet | ¥2,950,000 |