“ポルシェ“ とはどんな車・・・?
「フィルディナント・ポルシェの思想・哲学を追い求めた芸術である」
とポルシェ2代目会長であるフェリー・ポルシェが語っていました。
また、「単なる自動車ではなく一つの行き方を示す思想なのだ」
技術的にもデザインにおいても妥協が無く美しく個性的でドライバーが運転を楽しむ為に送り出された車です。
私は、メカニック時代にエンジンオーバーホールを何回も経験しました。
空冷時代のフラット6は日本の高温多湿な環境に耐えられなくなりオイル漏れがよく有る為、
エンジンを分解、クランクシャフトを取出し、シリンダーヘッドのカーボンを落としバルブの擦り合わせや
バルブガイドなどの交換をしました。
その時にいつも感動する事は、部品の出来の良さと美しさです。
どんな小さなパーツでも芸術性がありバランスが取れていて、惚れ惚れとした経験をさせていただきました。
その全体部品が見事に調和して組み上がった物が、エンジンの奏でるフラットシックスサウンドと成るのです。
メカニカルノイズ、クーリングファンの風を送る音やエキゾーストから噴出する乾いた排気音。
すべてポルシェオーナーの為にあるのです。